2017年 12月17日 礼拝説教
聖 書 マタイ 1章18~24節
説 教 「神の計画と人の応答」
神様から受胎告知を受けて、身ごもったということをマリアから知らされたヨセフは「どうしようか」と一人で悩み苦しんだことでしょう。そしてその結果、ヨセフが下した決断はマリアと離縁することだったのです。
人間が一人で悩み苦しんで得る結論は、消極的でマイナス思考でしかない。
しかし、神様の御心(ご計画)はそうではなかった。
主はヨセフに語りかけられました。(20節)
それは、まず
①「恐れないで(心配しないで)」=「恐れるな」「心配するな」「こわがるな」ということ。
そして
②「その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。」=神の御子イエスを産むというマリアの受胎は神から出たことであり、御子イエスをこの地上に送るという神のご計画の中で起ったことだ。
さらに
③「マリアを妻として迎えるがよい」=御子イエスを地上に送るという神のご計画に協力してほしい。=マリアが御子イエスを産むから、ヨセフと2人で育てていく)。神様のご計画に参与してほしいという招き。
神様の言葉を聞いて、ヨセフはそれを受け入れる決心をしました。
神様の言葉を聞いて、それを受け入れる決心をしたヨセフに、神様はさらに「神は私たちと共におられる(23節)」という約束を与えてくださった。
ヨセフはその後も何かあるたびに「神が共におられる」という御言葉を想い起こし、励まされたことでしょう。
*ヨセフが一人で悩み苦しんで得る結論は、消極的でマイナス思考的なものでしたが、神様の御言葉を聞いたときに、一見、マイナスにしか思えない出来事でさえも神様から出たことを知り、それを積極的、前向きに受け入れることが出来たのです。(何か思いがけないことが起ったときには、一人で悩んだり、勝手に判断してしまったりしないで、神様によく祈って、御言葉を聞くことが大切です)
【ヨセフの生き様から学ぶこと】
①信仰者としてのヨセフ(神との関係)
*神様の御言葉を聴いて、それをそのまま素直に受け入れて、神様が共にいてくださると信じて、それからは、まっすぐにブレることなく、神様の御計画のために生きた。
②家庭人としてのヨセフ(家族・隣人との関係)
*ヨセフの生涯は、愛する家族 (妻マリアと幼な子イエス) を愛し、家族を守る愛の生涯であった。
【今週の祈り】
救い主イエス・キリストを私たちのために,この世につかわしてくださった父なる神様の御名をほめたたえ、感謝いたします。
どうか、私たちがこれからも、ヨセフの生きざまにならって、何よりも神様のみことばに耳を傾けて、神様を信じて歩んでいけますように。また、あなたが与えてくださいました家族や、主にある兄弟姉妹を愛して,お互いに支え合って生きていくことができますように導いてください。
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【次週(12月24日)の礼拝説教の予告】
聖書 マタイ福音書 2章 1~12節
説教 「星に導かれて」